静岡市清水区南西部に位置する「有度地区」は、かつては有渡郡と安倍郡に属していた有度村が基本となっています。
1889年(明治22年)の町村制施行によって、吉川村、長崎村、長崎新田、堀込村、北脇村、北脇新田、渋川村、上原村、半左衛門新田、楠村、楠新田、七ツ新屋村、七ツ新屋新田、今泉村の大部分、有東坂村の大部分、草薙村、馬走村、中吉田村、谷田村、中之郷村、平沢村、船越村(一部)が合併して有渡郡有度村(郡名は「有渡」、村名は「有度」)が発足しました。
郡制施行(1896年/明治29年)により、安倍郡有度村に変更され、49年後の1955年(昭和30年)に安倍郡有度村は清水市(2003年/平成15年に静岡市と合併、2005年/平成17年の政令指定都市移行により清水区)に編入され、有度村は廃止されました。
1958年(昭和33年)清水市に属していた中吉田と平沢の全部、谷田と中之郷の一部は静岡市に編入。また現在は、有度村に属していた、渋川と北脇新田は入江地区に、今泉と有東坂ならびに船越は船越地区に属しています。
<お奨めの地>
◆草薙神社(日本武尊「ヤマトタケル」の火難伝説「草薙剣」に関連する神社)
◆草薙駅周辺の商店(草薙神社から北西側にあるJR草薙駅と静岡鉄道草薙駅の周辺商店街)
◆常葉大学草薙キャンパス(JR草薙駅北口から徒歩4分)
◆吉川氏発祥の地(鎌倉時代、梶原景時一族を討伐した御家人)